寝ているのに疲れが残る…40代からの「回復感のズレ」と電車通勤の影響

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「寝たのに疲れが抜けない」って何が起きているのか

40代以降、

  • 昔と同じ睡眠時間なのに疲れが残る
  • 朝起きても体が重い
  • 日中に力が戻らない

そんな感覚を持つ人が増えています。

これは単なる「寝不足」ではなく、睡眠の質や身体的・生活的ストレスが積み重なった結果として起きている可能性があります。(例:睡眠サイクルの乱れ・ストレス・日中の負荷・通勤時間など)

引用元:睡眠実態調査報告書 令和6年9月協会けんぽ

「睡眠の質」が疲労回復に直結する仕組み

まず、睡眠はただ時間だけでは評価できません。

  • レム睡眠・ノンレム睡眠のサイクル
  • 深い睡眠に入るタイミング
  • 起床時の“睡眠休養感”

といった「質」の要素が重要です。
平均的な睡眠時間が適切でも、これらが乱れていると回復感が弱くなります。

また、実際の調査でも、40代では多くの人が睡眠で疲れが回復していると感じられていないという
結果が出ています。

引用元:「良い睡眠がとれている人ほど、幸福度が高い」

電車通勤(片道90分前後)が与える負荷

私自身、片道90分ほど電車通勤をしていて、「ちゃんと寝ているのに疲れが残る感覚」が気になり、
この通勤条件が体や睡眠にどう影響するのかを調べてみました。

通勤時間と身体的ストレス

長時間の通勤は単に疲労時間が増えるだけではありません。

  • 長い通勤時間は 筋骨格系の痛み・身体的負担の増加 と関連があるという研究があります。
    特に通勤時間が60分以上になると、腰・肩・足の痛みが有意に増加します。
                          参照元: 通勤時間と筋骨格系の痛みの関連性:横断研究
  • 立つ・座る・歩く・押し合い・立ち膝など体勢が絶えず変わると、下半身だけでなく背中・腹部にも負担がかかります。
    これは血行・循環への負荷を高め、疲労感を蓄積させる可能性があります。

通勤と睡眠の質・回復の関係

更に、通勤時間が長いほど、

  • 睡眠問題(寝つき・睡眠中の中断・不満足な睡眠)
  • メンタルストレス・疲労感

が増えるという研究もあります。

別の研究でも、長い通勤時間は「ストレスホルモンの増加」「睡眠障害リスクの増加」「日中の疲労感の増加」と関連している可能性が示されました。

つまり、片道90分通勤は 単なる移動時間以上の負荷 になりうるということです。

なぜ睡眠時間だけでは疲れは取れないのか

通勤や日中の負荷が高まると、

  • 就寝前のストレスが強くなる
  • 睡眠の深さが低下する
  • 夜間の中途覚醒が増える

などの影響で、いわゆる「ノンレム・レムの理想的なサイクル」が乱れやすくなります。

さらに加齢とともに、「自律神経の調整力が低下」「ストレス耐性が弱くなる」という背景もあり、同じ睡眠時間でも 回復感に差が生まれやすくなります。

日中の疲労と睡眠の関係整理

日中の負荷影響の例
長時間通勤体の負担・痛み・ストレス増加
立ち座り変動循環負担・足腰疲労
時間的ストレス心的疲労・睡眠の質低下
社会的・生活的制約睡眠時間の圧迫

こうした負荷が累積すると、「 朝起きても回復した実感がない」「 睡眠時間は足りているのに疲れが残る」という感覚につながります。

一歩進んだ考え方:通勤負荷も“体調の要素”として見る

ここまでを整理すると、

  • 疲れは単純な「寝不足」ではない
  • 睡眠の質・通勤・日中の負荷が絡む
  • 40代以降は回復力が変わる

という構図で考えると、「寝ているのに疲れが取れない感覚」とは日中負荷の蓄積と睡眠質の低下が重なった結果である可能性が高くなります。

まとめ

  • 睡眠時間だけでは疲れは測れない
  • 睡眠の質(深さ・連続性・休養感)が鍵
  • 通勤時間が長いと睡眠問題や疲労感が増える報告あり(複数研究)
  • 40代以降は回復力が徐々に変わっていく

参考リンク(研究・論文)


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